こんにちは、露草です。
今回switchの故障を防ぐためのコツや機材を紹介します。
Switchで遊んでいると「本体が高温になりすぎたためスリープします」というメッセージが表示されたりします。
そのまま使ってると当然壊れて修復不可能な所になるので、未然に防ごうという訳です。
主に対策は熱やホコリへの対策で、パソコンへの故障対策を意識しており、大体似たような対策を目指しています。
私自身は素人ですが(詳細な効果の程は知らん)、switchを同条件で動かしても露骨に冷めているので、それなりに対策としては効果がありそうです。
主な原因とは?:ほこりや熱の対策をしよう
おもだったswitchの故障の原因(の推測)は、
- 埃(ほこり)
- switch本体の発熱(排熱不足)
です。
他には内蔵SSD(データを保存するパーツ)の寿命などもありますが、観測した限りの故障は、ホコリまたは熱、あるいはその両方の影響で壊れているように見えます。
ホコリは排熱を妨げたり、電子部品をショートさせる可能性があり怖いです。
そしてなぜ熱がダメかと言えば、熱が高いと機械が正常に動作しなくなるし、熱で基盤(機械の部品を乗せる板)が曲がったりするからです。
ちなみに基盤が曲がるとセーブデータはほぼ確実に助からないので、あつ森やポケモンをしている人は覚悟の準備をしておいてください。
switchのバックパネルを外すとこんな風になっています。
中央の黒いやつがswtich用ファン(扇風機みたいなもの)です。
小さくてゴミが詰まりやすいパーツだと認識しています。
では空気による排熱周りの説明をしていきます。
switchには空気を外に出す排気口と、吸気口があります。
ドックにswitchを挿すと、ちょうど上に来るのが排気口で、空気をswitchの中に入れて空気で冷やす吸気口はドックの中に隠れてしまいます(一応申し訳程度に穴は開いている)。
この時点で新鮮な冷たい空気がswitch内部に入りにくそうで、設計がかなり問題があるなと思いますが、
吸気口だけでなく排気口の場所も問題で、
switchをドッグの中に挿しっぱなしにしておく人が大多数だと思いますが、排気口、つまり内部のファンにダイレクトに繋がる穴が上部にあるので、使ってない間にそこからホコリが上から降ってきて内部に溜まりそうです。
ペットを飼っているご家庭のswitch分解画像では、ペットの毛がファンに沢山絡まっていて、そのせいで排熱がうまくいかず爆熱になっていたので、ホコリは高確率で侵入してきそうです。
言うまでも外気温は大事なので、夏場の爆熱の部屋でゲームをしていたら、本体のswitchを冷やすための空気が夏場の熱い空気なので当然冷えません。
あがいても無理なのでクーラーをつけて下さい(マジで壊れる)。
あとSwitchを机の下などに置いておくと、排熱済みの温かい空気が溜まって暑いままになるので、サーキュレーターや扇風機でいい感じに空間自体の排熱もした方がいいですね。
さらに銀のプレートを外してswitchを分解していくと、主な発熱の原因はswitchの心臓である、パソコンでいうCPUやGPUに相当する部位(NVIDIA ODNX02-A2 :おそらくTegra X1-based SoC)にグリース(油)が塗ってあります。画像でいうとオレンジのとこです。
この油は消耗品で、排熱効率を高めるために塗られています。
グリースの品質や種類にもよりますが、長時間放置すると(1年とか)このグリースが固まって格段に排熱効率が落ちます。
これも塗り直しが効果が高いのですが、ここまで分解すると任天堂の保証の範囲外になると思いますので、優先度は低いでしょう。
大人しく任天堂の公式サービスのワイドケアで交換をお願いしたほうがいいかもしれません。
つまり…どうすりゃいいんだってばよ!!
A.まっすぐ基盤は曲げねえ…それが俺の忍道だってばよ!!
簡単にいうと、switch本体に対して、
- クーラー等で冷たい外気温の空気を使う
- ホコリを侵入させない
- なにかの科学マジカルアイテムで排熱効率を上げる
この3点になります、唆るぜこれは!!
かの最強ジャンプ漫画の軍師が言っていました、
つまり買ったswitchにこまめに気をつかって、買ったままの状態をいかに長く続けるかがコツだと言うことです。
一応ウルトラQの離れ業で、
こういった商品を買って、ファンを交換することができるので、ホコリでどうしようもなくなったファンは自分で交換してしまえばいいです(ただし公式保証は切れる)。
構造も単純なので、簡単に交換できるでしょう(ファンの構造の詳細はリンク先の画像を見て下さい)。
対処法1:自分の部屋の空気を冷やして、その空気をswtichに使ってもらう
書いたままです、クーラーで冷やした空気のみを使って下さい。
間違っても保冷剤を当てながらプレイなどはしないでください。
保冷剤などで急激に冷やすと本体の中で『結露』がおき、ショートの原因になるので大変危険です。
壊れるリスクもめちゃくちゃ高いのでやめましょう。
対処法2:ホコリの侵入を防ぐ
対処法2-1:排熱とホコリ対策を考慮してなにかの台の上に置く
これはシンプルな対処法しかないです、まず部屋を掃除してください。
そしてswitchを使用した後、switchがきちんと冷えたなと思ったらホコリよけをなにか被せて下さい(ハンカチなど。専用ケースもあります)。
次に、ホコリが相対的に減るので、switchとドックをなるべく床から離れた高い場所に置いてください。
その時、ドックも床などに直接の設置だと熱いので(冷めにくいので)、すのこなど、ドックの下に空気の通りそうな物の上に置いてください。
画像みたいなやつは多分PS4とかも置けるのでおすすめです。
別にこの商品でなきゃいけない理由はないですが金属製で格子が細い方がよく冷えそうなので、金属性が私は好きです。
100均とかで買えるやつでもいいです。
この手の台は足をひっかけた時に綺麗に落下しますので、落下対策はきちんとしましょう。
対処法3:排熱効率をアホほど上げる
3-1:外付けの外部ファンで熱を強制排気する(5種類紹介)
THANKO Switch用冷却ファン「Switch冷やすッチ」
とにもかくにも発生した熱を外に逃さないといけませんが、switch本体の小さなファンでは限界があるので、外部装置を使って排熱効率をアップします、要はでっかい外付けのファンを用意するのです。
この手の商品は腐るほどあるのですが。この『switch冷やすッチ』は日本の会社の商品です。
swtichの排気口の上に置いて、ハイパワーで空気を吸って貰って排熱効率を上げます。
シンプルな商品ですので、子供でも使えるでしょう(排熱の強さは手動でのみ変更できます)。
ディスプレイに現在の排気口の温度も出るので、安心ですね。
使い方は本体とドックの間に差し込み、排気口部分に取り付けて、ケーブルをUSBポートに接続するだけ。ファンの回転はアイドリング(630~690rpm)の他、1~5段階(約1,100~3,000rpm/500rpmごと)、6~10段階(約3,400~4,800rpm/400rpmごと)、11~15段階(約5,100~6,300rpm/300rpmごと)に調整でき、回転数と温度はフロントのデジタル画面で確認できる。
アンサー Switchドック用 温度センサー付き冷却ファン
意外と中華はあなどれん
この手のアイテムは中華の会社が作ったものが原価の関係かやたら高機能だったりするので、
謎の中華製
こんな感じの中華製品も見てみるといいかもですね。
※この手の商品はファンがうるさいので音も大事ですので、よく検討しましょう。多少ファンがうるさくてもしっかり排熱して貰えるほうが個人的には安心です。
筆者はノートPC用ファンを使用中(LC06吸引式ノートPC冷却ファン)
この商品はノートPC専用商品ながら、一応switchにも使えるので私はこれを買いました。
他の外付けファンと違って、物自体が大きくて、かつ温度によるファン回転の自動調整モードがあるので気に入ってます。
LC06のOEMかパクリかなんかのOEM?↓ 良さそうなので一応。
他に対策できる方法無いの?なんか頼りないんだけど!!
私もそう思ったので色々調べてみた所、『純正ドックは吸気口の位置が悪いので排熱が心配』という話が多かったです。
そこでできる対処法は、
- 非純正のドックを使用する
- USB-Cの延長ケーブルを使用して、純正ドックの外にswitchを置く
- PCのCPU用の熱伝導シートをswitchに貼って使用する
この3点ぐらいしか対処法は無さそうでした。
非純正ドックを使用する
その名の通り、サードパーティ製(任天堂以外の会社が作った製品)を買います。
改善されている点も多いですが、中華製造が多いので、悩ましいです。
この2つはおそらく中華製ですが、評判がよかったです。
吸気口に対するフォローもあるし、switch全体が露出しているので冷えやすいと思います。
中華が嫌なら、実績のあるサードパーティ製ドックがおすすめです。
こちらのGENKI Dockはクラウドファウンディングで製作されたドッグで、多くの人に愛されている商品です。
iPadなど他のデバイスにも使用で、PD対応など色々便利そうなので、中華ドックが嫌だよって方はおすすめです。
日本の会社からは代替ドックは見た感じ無さそうなので、あまり選択肢が無いみたいです。
※一応過去のアップデートの時に、ドックに連結していたswitchが起動できなくなったみたいなアメリカのニュースを観測したので、自己責任で安全に扱ってください!
USB-C延長ケーブルを使って本体をドックの外に出す(自己責任で試そう)
何回も画像を出していますが、吸気口はドックの下部分に存在します。
なので空気を吸い込みにくそうだし、ドックのプラスチックでswitchがサンドイッチみたいに挟まって、熱をが溜まりそうな構造です。
筆者購入済み USB-C 延長ケーブル
そこでUSB-C延長ケーブルで、ドックの外に本体を出します。
ドックの外にswitchを置けるので、ドックの中でサンドイッチにしておくよりは熱が減ると思います。
USB-C延長ケーブルはUSB-Cの規格外の商品なのですが、使った感じではマイコンからの入力ですら入力漏れが無くキビキビ動いていて、体感で非常に良い商品でした!!
PD対応らしいですし、ケーブルも固くしっかりしていてよかったです。
※USB-Cの規格は細かく別れていますので、自己責任で使用して下さい。
こっちの安いケーブルでもレビュー内で動作報告があります。
外に出した後はもちろんスタンドが別に必要なので、
安く済ませるならホリ(日本の会社)のスタンドなんかがおすすめです。
上のスタンドはUSBポートがないので、キーボードやマイコンは繋げません。
そういうときはホリの2ポートUSBハブ代わりのスタンドや、
こちらの4ポートのホリのハブスタンドがおすすめです。
特に作りがいいので4ポート(下の商品)の方がかなりのおすすめです(3個くらい買いました)。
ハブスタンドはそのままswitch自動化でも使用できますので、一石二鳥ですね!!
nemophila-tuyukusa.hatenablog.comswitch自動化ってなーに?という人は私の書いたこの記事を読んで下さい!
アイテムを放置で沢山ゲットできる技なのでおすすめです!
後は、スタンド自体にファンがついているものも便利かもしれません。
この製品はファンを自分で他のものに交換できるくらい構造が単純みたいなので、他も金属製ですし、使い勝手がよさそうですね。
次は熱伝導シートのついて解説します。
熱伝導シートをswitch本体に貼って、熱の発散効率を上げる(検討中)
熱伝導シートとはこのような商品です。
本来、パソコンのCPUというホカホカになるPCの心臓部のパーツに、グリース(油)の代わりに貼ります。
商品が強力な熱伝導であればあるほど、熱発散の効率も上がり、PCのCPUでも十分実用ラインだと思いました。
※追記2022/8/24
ヒートシンクとセットじゃないと意味ないんじゃないか・・・?
と思ってるのですが、温度を測定する機器を持ってないので未検証です。
この2の記事は非常に優れている記事ですので、最後まで読むことをオススメします。
基本的に貼り捨てです。
そして厚さがあるほど効果があるという訳でも無さそうです。
再利用可能な商品もあり、使用感的にはこの商品は布なので、テープなどで貼れば再利用のできそうですね。
貼り捨てになりそうですが、こちらは熱伝導が90W/mとかなり高いし、シート自体の剛性(壊れにくさ)が高そうなので、気になっている商品です。
ワイドワークの公式サイトは上記にリンクしておきます。
switchで遊んだ後に触ればわかることですが、(たしか)ファンの部分が1番熱くなりますのでそこら編に熱伝導シートを貼るとよいでしょう。
私だったらファンの場所と他の場所、2箇所くらいに貼ります。
おわりに
以上で私の持ちうる知識は全てです。
他にも色々書けそうですが、とりあえずここまでということで!!
なにかオススメや疑問点などがあったらコメントやお問い合わせまでお願いします!
PS
色々測定してみたいので放射温度計などのオススメや寄付待ってます!!(適当)